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「2つの得点を無効」リーズMF田中碧、オフサイドで取り消されたゴールの判定に指揮官も不満?審判協会に抗議と現地が報じる

text by 編集部 photo by Getty Images

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田中碧
【写真:Getty Images】

指揮官もゴール取り消しに不満?

 イングランド・チャンピオンシップ(イングランド2部)第41節、ミドルズブラ対リーズ・ユナイテッドの試合が行われ、リーズが1-0で勝利した。現地メディア『MOT Leeds News』は10日に、リーズに所属するサッカー日本代表MF田中碧の幻となったゴールについて、指揮官も審判の判定に不満を抱いていたことを報じている。

 

 リーズを率いるダニエル・ファルケ監督も不満を示したのは、ミドルズブラ戦の34分のシーンだ。左コーナーキックの流れからファーサイドにいた田中がゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定。ゴールは幻となり、追加点を奪うことはできなかった。

 同メディアは、「田中は、前半に決めたゴールが認められなかったことで審判の判定に激怒した。ゴール近くの線審は旗を上げてオフサイドとしたが、リプレイでは田中がオンサイドだったことは明らかだった」と、リーズの得点は認められるべきだったと指摘している。

 また、報道によると、この審判の判定にファルケ監督も不満を持ち、イングランドのプロ審判協会(PGMOL)に対して直接電話で話をしたという。何を話したのかは言及しなかったものの、審判協会の幹部に電話したことはファルケ監督も認めていた。試合終了直後には、すぐに審判が田中に向かって歩み寄り、言葉をかけていた姿も伝えられていた。

 ミドルズブラに勝利したことで、リーズは勝点85で再び首位に浮上している。2位バーンリーは得失点差で上回っており、3位シェフィールド・ユナイテッドとは2ポイント差だ。熾烈な昇格争いの真っ只中であり、勝敗を左右しかねない判定に対して指揮官も敏感になっているのかもしれない。

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