4位:ウォーレン・ザイール=エメリ(パリ・サンジェルマン/フランス代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:2006年3月8日
市場価値:6000万ユーロ(約96億円)
今季リーグ成績:25試合1得点1アシスト
莫大な資金力を武器に、大物選手を高額の移籍金で集めている印象が強いパリ・サンジェルマンだが、彼らはフランスで屈指とも言える優秀な育成組織を保有している。
現在のトップチームでその代表格とも言える存在が、19歳のウォーレン・ザイール=エメリだ。2022/23シーズンに16歳でシニアチームの一員となると、その万能性が買われて、あらゆるポジションで起用されている。
戦術理解力が高いため、本職の中盤だけでなく、アクラフ・ハキミの負担が多い右サイドバックでも結果を残している。
ただ、現状のチーム内での立ち位置は絶対的ではない。どちらかと言えば、万能性を活かして主力を休ませるためのターンオーバー要員という立ち位置だ。ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス、ジョアン・ネヴェスの3枚の中盤のクオリティは欧州随一であり、彼らの間に割って入ることは至難の業だろう。
現状の市場価値は6000万ユーロ(約96億円)だが、今季の出場機会の減り方を考慮すると、シーズン終了後に下落するかもしれない。