2位：ラミン・ヤマル（スペイン代表）

【写真：Getty Images】

2位：ラミン・ヤマル（スペイン代表）
生年月日：2007年7月13日（17歳）
所属クラブ：バルセロナ
今季リーグ成績：30試合6得点14アシスト
最新市場価値：1億8000万ユーロ（約288億円）

　2位には、バルセロナのカンテラ（下部組織）が輩出した新星のラミン・ヤマルがランクインした。

　クラブ史上最年少となる15歳9ヶ月16日でバルセロナでのトップチームデビューを果たしたヤマルは、そこから瞬く間に数々のクラブ記録を更新。スペイン代表としても、昨年行われたユーロ2024（欧州選手権）で最優秀若手選手賞を受賞し、3大会ぶりとなる優勝に大きく貢献した。
　
　17歳とは思えない判断力と落ち着きでバルセロナの攻撃を司り、高精度の左足から繰り出されるクロスで味方のゴールを数多く演出するなど、試合を追うごとにプレーの凄みは増している。次世代のサッカー界を牽引する最有力候補とも呼べる逸材の市場価値は、わずか1年半ほどで1億5500万ユーロ（約248億円）上昇した。

　ヤマルの活躍により、バルセロナはラ・リーガとコパ・デル・レイの国内タイトルに加え、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）もベスト4まで勝ち進んでおり、すでに獲得しているスーペル・コパと合わせて4冠達成も可能な状況となっている。

　フィニッシュ精度の向上に磨きをかけ得点数を伸ばすことで、たびたび比較されるバルセロナの先輩、リオネル・メッシ級の活躍も十分に可能なポテンシャルを秘めている。