レアル・マドリード最新ニュース
世界最強との呼び声高いレアル・マドリードだが、24/25シーズンは無冠が濃厚となっている。カルロ・アンチェロッティ監督の続投も可能性は低く、夏にはスカッドの大刷新がありそうだ。そんな中で、放出候補は誰になるのか。ここでは、主な5人を紹介する。(成績は5日時点の『transfermarkt』参照)
DF:ルーカス・バスケス(元スペイン代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月1日
24/25シーズン成績:29試合1ゴール5アシスト
ルーカス・バスケスは今季、ピッチ上で大きな穴となってしまった。
2007年にレアル・マドリードの下部組織へ入団したバスケスは、エスパニョールへのレンタル移籍期間を挟み、15/16シーズンからエル・ブランコの一員としてプレー。右ウイングが本職でありながら、右サイドバック(SB)でもプレーするなど、高いユーティリティー性を見せ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇などに大きく貢献した。
昨季も、主にダニ・カルバハルの控えとして右SBで重要な働きを見せ、ラ・リーガ第32節、バルセロナとのエル・クラシコでは1ゴール2アシストをマークするなど、リーグとCLの2冠に貢献。この活躍が評価され、シーズンオフには2026年夏までの契約延長を勝ち取っている。
そんな中迎えた24/25シーズン。第9節のビジャレアル戦でカルバハルが前十字靭帯を断裂したことで、それ以降は右SBの1番手になるかと思われたが、そこには受難の日々が待ち受けていた。
攻守万能なカルバハルとは異なり、バスケスは守備に不安を抱える攻撃的SBであるため、その守備能力の低さを相手チームに突かれる場面が多くなってしまった。そのため、CLなどの強力なウインガーと対峙する試合では、中盤のフェデリコ・バルベルデが急造で右SBを務めることが多かった。
来シーズンはカルバハルも復帰し、34歳を迎えるバスケスの地位はさらに危うくなる。また、スペイン紙『マルカ』など複数メディアが報じているように、現リバプールのトレント・アレクサンダー=アーノルドのマドリー加入が現実となった場合、退団は避けられないだろう。