DF:ダヴィド・アラバ(オーストリア代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1992年6月24日
24/25シーズン成績:7試合0ゴール0アシスト
ダヴィド・アラバの膝はもう限界に近いのかもしれない。
現在32歳のアラバは、2011年から10シーズンに渡りプレーしたバイエルン・ミュンヘンで、2度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含め、数多くのタイトルを獲得。ジョゼップ・グアルディオラ監督のもと、難易度の高い偽サイドバックをこなすなど、優れたサッカーIQと総合力の高さで常勝軍団を支え続けた。
そんなアラバは、バイエルンとの契約が満了を迎えた2021年夏にレアル・マドリードにやってきた。しかし、1年目の21/22シーズンこそ1年を通してセンターバックを主戦場に活躍し、リーガとCLの2冠に輝いたが、翌年から離脱が増えると、2023年12月に左ひざ前十字靭帯損傷で1年以上の長期離脱を余儀なくされることとなってしまった。
リハビリを経て、ピッチに戻ってきたのは今年の1月のこと。エデル・ミリトンが離脱している中での復帰はクラブにとって心強いものだった。しかし、喜びも束の間、先月末に左ひざ半月板損傷で再離脱となり、そのままシーズンアウトが発表された。
公式戦14試合の出場で24/25シーズンが終了したアラバだが、マドリー内での年俸ランキングでは、キリアン・エムバペに次ぐチーム2番目の高給取り(データサイト『capology』参照)と、年俸の高さも指摘されている。32歳という年齢や稼働率と年俸のアンバランスさを考慮すると、契約が残り1年となる今夏に放出する選択をとるのは、不思議ではないだろう。
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