FW:ラスムス・ホイルンド(デンマーク代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年2月4日
今季リーグ成績:30試合4得点1アシスト
マンチェスター・ユナイテッドの課題は、深刻なまでの得点力不足だ。特にストライカーの決定力不足は否めず、今夏の移籍市場における最も重要な補強ポイントとなるかもしれない。
誰かを獲得するためには何人かの選手を放出する必要があり、その候補に挙がりそうなのが背番号「9」を背負うラスムス・ホイルンドだ。2023年夏に7800万ユーロ(約125億円)の移籍金でイタリアから海を渡ったストライカーは、30試合に出場した今シーズンのプレミアリーグで4得点しか決めることができていない。
アスリート能力が高い選手で、191cmと長身ながらトップスピードも速く、シュートにもパンチ力がある。しかしながらボックス内での駆け引きには成長の余地があり、ストライカーとしての巧さには欠ける。得点が奪えていないのは、チーム全体のチャンスメイクの質の低さも影響しているだろうが、彼の動き出しのクオリティも原因の一つだ。
もう1人のストライカーであるジョシュア・ザークツィーもリーグ戦で3得点しか奪えておらず、クラブ規模から考えると最低15ゴールは決められる選手は欲しいところ。ホイルンドの成長を信じるか、それとも即戦力として他クラブから優秀なストライカーを獲得するのか。来季に向けてのクラブの決断に注目だ。