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ニコラ・ザレフスキがスタメン起用に応える先制弾

　インテルは現地時間11日、セリエA第36節でトリノとのアウェイゲームに臨み、2-0で勝利を収めた。この試合では冬の移籍市場でASローマから買い取りオプション付きのレンタルで加入したニコラ・ザレフスキが移籍後初ゴールとなる先制点をマーク。その得点は、華麗なターンから生まれた見事な得点だった。

　アウェイチームは、壮絶な撃ち合いとなったUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）準決勝のバルセロナとの2ndレグから、スタメン9人を入れ替えて、トリノとの一戦に臨んだ。ゲームは14分、左ウイングバックを主戦場としているものの、今節ではインサイドハーフを務めたザレフスキがチームに先制点をもたらす。

　左サイドの空いたスペースでアレッサンドロ・バストーニからのパスを引き出した23歳は、華麗なターンで寄せてきたDFの逆を突いて、完全に置き去りにすると、中に切り込んで右足のフィニッシュ。ボックス外中央から放たれたボールは、見事にゴール右隅に吸い込まれた。相手右SBが開けたスペースを見逃さなかったことに加え、ターンから一連の動きに無駄のない完璧なゴールだった。

　ポーランド代表MFのゴールで先制したインテルは、49分に獲得したPKをクリスティアン・アスラニが沈め、2-0の快勝。今節ジェノア相手にドローで終えた首位ナポリとの勝ち点差を「1」に縮めることに成功した。