サッカー最新ニュース

カリム・ベンゼマが躍動

　アル・イテハドは現地時間11日、サウジ・プロフェッショナルリーグ第31節でアル・フェイハとのホームゲームに臨み、3-0で快勝した。この試合では、元フランス代表FWカリム・ベンゼマがさすがの決定力を披露し、2ゴールをマーク。リーグ優勝に向けて貴重な白星をチームにもたらしている。

　首位を走るアル・イテハドが、14位アル・フェイハをホームに迎えた一戦。ホームチームは24分に試合を動かす。ベンゼマがリバプールやASモナコで活躍したMFファビーニョの縦パスをダイレクトでウナイ・エルナンデスにはたき、リターンパスを受ける。前を向いてボールを持った37歳はボックス内に侵入すると、しなやかなドリブルで相手DFを交わし、左足でフィニッシュ。見事にネットを揺らした。

　さらに背番号「9」は、54分にも魅せる。アブドゥルラフマン・アル＝アブードとのパス交換から、ボックス外中央の位置で右足を一振り。相手GKもノーチャンスの完璧なコースに流し込み、追加点を奪った。2得点とも、相手DFが食いついてきたところをワンタッチで簡単に味方選手に預け、前向きにボールを受けられる状況を作り出してからのフィニッシュ。お手本のような動きで決めたゴールだった。

　ベンゼマの2ゴールに加え、75分にもオウンゴールで得点を奪ったホームチームは3発快勝。勝ち点を「74」に伸ばし、暫定で2位アル・ヒラルとのポイント差を「9」にした。残り3試合となったなか、アル・イテハドはリーグ優勝に向けて、大きな勝ち点「3」を獲得している。なお、AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）を制したアル・アハリ・サウジは、現時点で4位となっている。