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【写真：Getty Images】
優勝逃せば、ブルーノ・フェルナンデスがチームを去る？
マンチェスター・ユナイテッドで主将を務める30歳のポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが、夏に移籍するかもしれない。マンUがタイトル獲得に失敗し、来季のUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）出場を逃した場合、他クラブへ行くこともあり得ると、英メディア『ワンフットボール』が12日に報じている。
フェルナンデスは2020年1月にスポルティングCPからマンUへ完全移籍すると、すぐに主力に定着して活躍した。今季はキャプテンとして公式戦54試合に出場し19得点19アシストを記録している。しかし、フェルナンデスの好成績とは裏腹にチームは低迷。プレミアリーグ第36節が終了した時点で16位に沈み、過去最低の順位で終わる見通しとなっている。唯一の希望は、EL決勝に残っていることだ。現地時間21日に行われるトッテナムとの決勝戦に勝利すれば、マンUは来季のCL出場権を獲得できる。これはチームに在籍する選手たちにとって、去就を決める重要な要素の一つになるだろう。
同メディアによると、サウジアラビア1部のアル・ヒラルがフェルナンデスを引き抜くため、年俸5900万ポンド（約112億1000万円）という好条件のオファーを用意しているという。これは現在の1560万ポンド（約29億6000万円）から大幅な増額になることを意味する。一方でマンUはフェルナンデスを簡単に手放すことは考えておらず、1年延長オプション付きで残り2年間の契約が残っていることを考慮すると、非常に高額な移籍金を要求するつもりのようだ。
いずれにしても、EL決勝の行方は、フェルナンデスの将来を左右することになる。同メディアは「フェルナンデスは現在、来季の欧州大会出場が危ういマンUの状況を受けて、自身の将来について真剣に考え始めている」とし、「30歳となったフェルナンデスはキャリアのピークにあり、欧州大会のないシーズンを過ごす可能性に大きな不安を感じている。クラブのプロジェクトが前進していないと考え、ユナイテッドの将来を非常に懸念している」と伝えた。リーグ戦では結果を残せていないだけに、マンUにとってEL優勝は必須と言えるだろう。
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