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えぐい稼ぎ…。欧州日本人選手、最新の高額年俸ランキング11〜20位。異国の地で認められている実力者たち

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

13位:鈴木彩艶(すずき・ざいおん)


【写真:Getty Images】

生年月日:2002年8月21日
推定年俸:93万ユーロ(約1億4880万円)
所属クラブ:パルマ(イタリア)
24/25リーグ戦成績:35試合51失点7クリーンシート

 年俸ランキング13位はパルマ所属の鈴木彩艶だ。日本人で唯一5大リーグで正守護神を務める22歳の年俸は、93万ユーロ(約1億4880万円)となっている。

 今季最も評価を高めた日本人プレーヤーは、彼になるだろう。シーズン前半こそ、1試合でイエローカード2枚を貰い退場処分となってしまうなど不安定な試合が多数見られたが、経験を重ねるうちに、欧州トップリーグのシュートスピードに慣れたのかセービング能力が向上した。

 さらに、ゴールキーパー(GK)として屈指のキックセンスが光り、世界的に見ても最も有望な若手守護神の1人として評価されている。

 そんな鈴木は、2023年に浦和レッズからベルギーのシント=トロイデンへと加入。同クラブには昨シーズンのみの在籍となったが、リーグ戦で32試合に出場し、多くの経験値を積むことが出来た。

 昨シーズン終了後には多数のクラブによる争奪戦となったが、最終的にパルマへと移籍した。この移籍によって年俸は12万ユーロ(約1920万円)から93万ユーロへ急上昇している。

 退場による出場停止の1試合以外すべてのゲームで先発しているように、パルマは目下、鈴木に全幅の信頼を置いていることが分かる。急上昇した年俸に見合った、あるいはそれ以上の活躍と言えそうだ。

 もちろん、セリエAでクオリティを発揮する鈴木には多くのメガクラブが熱視線を送っている。特に、マンチェスター・ユナイテッドが同選手を正守護神の最有力候補としてリストアップしていると複数メディアが報じているが、来季、鈴木は胸にどのエンブレムをつけているだろうか。

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