DF:ヤクブ・キヴィオル(ポーランド代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:2000年2月15日(25歳)
今季リーグ成績:16試合1得点0アシスト
ここ数ヶ月で評価を上げているヤクブ・キヴィオルだが、今夏に移籍する可能性はまったく否定できない。
2023年冬にスペツィア・カルチョから1950万ユーロ(約31億円)の移籍金でアーセナルの一員に加わった。シーズン途中からの合流もあって、1年目は試合に絡む機会が少なかったが、リーグ戦ラスト5節はスタメン起用され、最終節では1ゴールをマークしていた。
翌シーズンは、怪我人が多発した影響もあり、左SBとして多く出場するも、強力な相手に対して不安な守備対応が目立っていた。そして今季からは、カラフィオーリが加わったことで、左SBでの起用も減ってしまう。
崖っぷちに立たされたキヴィオルだったが、第30節フラム戦で守備の要であるガブリエウ・マガリャンイスが負傷交代したことで出番を得ることとなった。その後、リーグ戦全試合でスタメン起用され、安定したプレーでチームに貢献している。
ガブリエル不在で守備に不安を抱えながら挑んだUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、レアル・マドリード戦でも勝利に貢献。続く準決勝パリ・サンジェルマン戦は敗れてしまったものの、ここに来て評価を少し取り戻しつつあるのは事実だ。
イギリス『Football Insaider』によると、イタリアの強豪インテルとユヴェントスから注目を受けているとのことだ。シーズン終盤に調子を上げていたキヴィオルだが、より多くの出場機会を求めるなら、今夏に新たなクラブへ渡るだろう。