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【写真:Getty Images】
余裕も感じさせるおしゃれパス
イングランド・プレミアリーグ第37節、ブライトン対リバプールの試合が現地時間19日に行われ、リバプールは2-3で敗北した。リバプールに所属するオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフは、この試合でサポーターを沸かせたおしゃれなプレーを見せている。
リバプールは、MFハーヴェイ・エリオットのゴールで先制。32分にMFヤシン・アヤリの得点で追いつかれるも、前半アディショナルタイム(AT)にMFソボスライ・ドミニクのスーパーゴールで2-1とした。しかし、69分にMF三笘薫、85分にMFジャック・ヒンシェルウッドにゴールを許し、2-3で敗れている。
敗北した一戦だが、サポーターを沸かせたのはリバプールが自陣からの攻撃の組み立てで苦しんでいたシーンだ。GKアリソンがボールを持つと、ブライトンは積極的なプレスでパスコースを封じる。グラフェンベルフがボールを受けに下がると、MFディエゴ・ゴメスがすぐに寄せてプレッシャーをかけた。グラフェンベルフは、DFジャレル・クアンサーとパスを交換すると前進。
MFコスタス・ツィミカスとのワンツーでFWヤンクバ・ミンテをかわすと、寄せてきたMFカルロス・バレバはアウトサイド気味のおしゃれなワンタッチパスで回避し、ブライトンの守備を無効化した。
今季のグラフェンベルフは、アルネ・スロット新監督のもとでレギュラーの座を掴み、リーグ優勝に大きく貢献。データサイト『FBREF』によると、今季のプレミアリーグにおいてインターセプトの回数は59回でリーグ3位、ファイナルサードへのキャリーの回数は73回でリーグ9位と、攻守両面でリーグトップクラスの数字を残している。昨季は控え中心だったが、今季とうとう覚醒したグラフェンベルフによる余裕も感じられたおしゃれなパスだった。