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コスパ最悪!? 給料が高すぎる欧州日本人5人。苦しい現状。チームに貢献できていないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 近年は欧州でプレーする日本人選手の中にも、チーム屈指の高年俸を得るケースも増えてきた。クラブから重要な選手として扱われていることは喜ばしいことだが、活躍できなければその分、批判も増える。今回は活躍に見合わない高給取りとなってしまった欧州日本人選手を5人ピックアップする。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは5月21日時点。

DF:冨安健洋(とみやす・たけひろ)


【写真:Getty Images】

生年月日:1998年11月5日
推定年俸:616万ユーロ(約9億7900万円)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
24/25リーグ戦成績:1試合0ゴール0アシスト

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 今季の冨安健洋は、616万ユーロ(約9億7900万円)という年俸に見合う活躍を見せることが全くできないまま、シーズンを終えることとなった。

 2021年夏のアーセナル加入直後から、チームの守備に欠かせない存在となった冨安は、怪我による離脱はあれど、出場さえすれば非凡な守備能力を披露してきた。昨季も左右のSB(サイドバック)としてリーグ戦22試合に出場し、相手の強力なアタッカーを封殺。この活躍が認められ、シーズン終盤には2026年までの契約延長をつかみ取った。

 この契約延長によって、冨安の年俸は339万ユーロ(約5億4240万円)から現在の616万ユーロへと急上昇。しかし、DFラインすべてのポジションのバックアップという、チームにとって重要な役割も与えられ迎えた24/25シーズンは、同選手にとって悪夢の1年となってしまった。

 開幕前から膝の怪我で出遅れた冨安は、第7節のサウサンプトン戦でリーグ戦初出場を記録するも、その後膝の負傷で再離脱。この怪我は一向に回復の兆しを見せず、今年2月にひざの手術を受け、シーズンアウトが決まった。全コンペティション合わせても、今季の冨安の出場時間は先述のセインツ戦での6分間だけで、稼働率は最悪である。

 さらに困ったことに、冨安の復帰目途は今年の年末だと言われており、これは戦線復帰した段階で2026年までの契約満了が間近に迫っていることを意味する。1年間の契約延長オプションはあるものの、冨安のサッカー人生で最も厳しい時期にいることは間違いない。

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