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冨安健洋、現在も復帰の見通しは立たず
アーセナルに所属する26歳の日本代表DF冨安健洋を含め、今季は多くの怪我人が発生し、チームの躍進を妨げた。今夏の移籍市場でストライカーやウイングの獲得は必要だが、それ以上に守備陣の補強も急務であると、英メディア『フットボール・ロンドン』が21日に報じている。
冨安は度重なる怪我を乗り越えつつ、昨季終盤には主力に定着して4試合連続でフル出場を果たした。サイドバックやセンターバックのポジションでプレー可能であり、万能型DFとして重宝されている。しかし、今季開幕前のプレシーズン中に負傷。その後復帰し、昨年10月4日に行われたプレミアリーグ第7節のサウサンプトン戦で84分に途中出場を果たしたが、怪我が再発したことで再び離脱した。そして、長期にわたる怪我を克服するため、冨安は2度目の膝の手術を決断し、さらに離脱期間が伸びている。現在も復帰の見通しは立っていない。
冨安だけでなく、ベン・ホワイト、リッカルド・カラフィオーリ、ガブリエウ・マガリャンイスも怪我で離脱した期間はあったが、ユリエン・ティンバー、マイルズ・ルイス=スケリー、ヤクブ・キヴィオルのカバーによって、上手くやりくりできた。ただ、来季に向けてはキーラン・ティアニーがセルティックへ復帰する予定で、アトレティコ・マドリードやボルシア・ドルトムントから関心を示されているオレクサンドル・ジンチェンコも移籍する見通し。さらに、キヴィオルにも退団の可能性が浮上しており、新戦力をチームに加える必要性が生じると考えられている。
特に冨安について、同メディアは「忘れ去られたディフェンダーは、2025シーズンの残りを欠場すると見込まれている。復帰後に以前のようなパフォーマンスを発揮できる保証もない。日曜日にエミレーツ・スタジアムをチームが周回した時、彼は姿を見せなかった。現在回復中のようだが、今の状況を踏まえると、新たな戦力を補強するのが理想的だろう」と伝え、不確定要素が多いとの見解を示している。
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