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今季でバイバイ!? リバプール、夏の放出候補5人。主力固定で余剰戦力が発生! 去る可能性が高いのは?

シリーズ:クビ目前? 放出候補5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ハーヴェイ・エリオット(U-21イングランド代表)

ハーヴェイ・エリオット
【写真:Getty Images】

生年月日:2003年4月4日
今季リーグ成績:17試合1得点2アシスト

 ハーヴェイ・エリオットは、現在リバプールに所属している選手の中で最も実力と出場機会が見合っていない選手かもしれない。

 ユルゲン・クロップ体制の最終年となった昨季は自己最多となる公式戦53試合に出場。しかし、アルネ・スロットが新監督に就任した今季は出場機会が激減し、公式戦27試合の出場に留まった。プレータイムは2786分から817分に大幅に減少している。

 怪我で離脱をした時期があったのも事実だが、序列が下がった明確な理由は、エリオットを起用できるポジションが限られているからだ。クロップ政権では右WGとインサイドハーフの両ポジションで起用されていたが、スロット体制ではトップ下を置く「4-2-3-1」が基本線となったことが大きく影響している。

 エリオットは攻撃に持ち味がある選手であり、得点が欲しい場面ではジョーカーとして機能するが、今季のリバプールはそもそも試合途中からゴールが欲しい展開になることが少なかった。運動量が豊富で、守備でのタスクが多く求められているトップ下のドミニク・ソボスライに代わって後半途中から起用するようなプレースタイルの選手でもなく、起用法がかなり限定的となってしまった。

 今夏にモハメド・サラーと契約延長したことで右WGのポジションも空かないことを踏まえると、彼の出場機会が伸びる可能性は極めて低く、新天地を求めても不思議ではない。

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