FW:フェデリコ・キエーザ(イタリア代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月25日
今季リーグ成績:6試合0得点0アシスト
リバプールは数年に一度、数合わせのような補強を行う。2021年冬のベン・デイビスや2022年夏のアルトゥールがその代表格であり、今季はフェデリコ・キエーザがその枠の選手となった。
昨季までユベントスで主力を務めていたキエーザは、今シーズンのリバプールが唯一獲得した選手だったが、全く戦力にならず。プレミアリーグの出場は6試合のみで、消化試合の第37節ブライトン戦でようやく初先発を飾った。
コンディション的には万全だったのにも関わらず、出場機会を伸ばすことができない決定打となったのが、2月のFAカップ4回戦プリマス・アーガイル戦でのパフォーマンスだろう。この試合で信頼を失った可能性が高く、現在は出場した6試合連続で敗戦という、1998年にデイビッド・トンプソンが記録した不名誉な記録に並んだ。
すでにアルネ・スロット監督の構想から外れている同選手は、今夏の移籍が決定的となっている。その候補として挙がっているのが、今季のセリエAで優勝の可能性が残されているナポリだ。
アントニオ・コンテが来季も指揮を執るかは不明だが、イタリア『La Gazzetta dello Sport』によると、買い取りオプション付きのローン移籍での獲得を検討しているそうだ。1年でのイタリア復帰が濃厚だろう。