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ファン・デ・フェンのビッグプレーがこれだ!
UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝戦、トッテナム対マンチェスター・ユナイテッドの試合が21日に行われ、トッテナムが1-0で勝利を収め、EL優勝を決めた。この試合に先発出場したオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンは、スーパークリアでチームのピンチを救い、41年ぶりとなるEL制覇の立役者の一人となった。
プレミアリーグでは、第37節の終了時点で17位と苦しいシーズンを送っているトッテナム。決勝では、同じく16位と低迷しているユナイテッドとの対戦だ。
序盤から両チームが攻撃的な姿勢を示し、激しい攻防が繰り広げられた。均衡を破ったのは42分、トッテナムが先制に成功した。MFパペ・マタル・サールのクロスにブレナン・ジョンソンが合わせてゴールを奪った。後半に入ると、ユナイテッドに押し込まれる場面が目立つようになるが、トッテナムは守護神グリエルモ・ヴィカーリオを中心に粘り強く耐え凌いだ。
68分、ファン・デ・フェンが流れを引き寄せるビッグプレーを披露。ユナイテッドが敵陣中央でのフリーキックからロングボールが送ると、ヴィカーリオが判断を誤り、キャッチミス。こぼれ球に反応したFWラスムス・ホイルンドがヘディングで狙うが、カバーに入ったファン・デ・フェンが、ゴールライン際でジャンピングクリアした。失点寸前のピンチを防ぎ、試合の主導権を手繰り寄せた。
その後もトッテナムはユナイテッドの猛攻にさらされながら、最後まで集中を切らさず1点のリードを守り切り、1-0で勝利。83/84シーズンに前身のUEFAカップを制して以来となるEL制覇を成し遂げた。トッテナムはX公式で、ファン・デ・フェンのクリアを「凄すぎる、ミッキー・ファン・デ・フェン!」というコメントとともに公開。ゴール裏から撮影された映像には、ビッグプレーが臨場感たっぷりに映し出されている。