イングランド・プレミアリーグ 最新ニュース
イングランド2部に相当するチャンピオンシップは、レギュラーシーズンが終了。現在は昇格プレーオフが行われており、24日には決勝戦が開催される。この昇格プレーオフは、当然ながら単なる一戦にはならない。過去、ファイナルの舞台で敗れ、以降2部リーグの沼にハマったクラブはいくつもある。その理由とは。(文:安洋一郎)
プレミアリーグ昇格に向けて残り1枠を懸けた大一番

【写真:Getty Images】
フットボールに限らず、スポーツには勝敗が付き物であり、その緊張感の中で味わう勝利ほど格別なものはない。
この緊張感が最高潮に高まるのが、一発勝負で勝敗が決する試合だろう。特別なゲームでは、感情が理屈を超える瞬間があり、脚本家では描けないようなドラマが生まれるのがフットボールの醍醐味だ。
その瞬間を日本時間24日の23時キックオフ予定のチャンピオンシップ(イングランド2部相当)昇格プレーオフ決勝シェフィールド・ユナイテッドvsサンダーランドで目にすることができるかもしれない。
チームの明暗を大きく分ける昇格プレーオフは、日本も含めて多くのリーグで行われており、フットボールの母国、イングランドでも最後の1枠を懸けた熾烈な戦いが毎年のように繰り広げられている。
24チームで戦うチャンピオンシップのレギュラーシーズンを3位から6位で終えたチームのうち、勝ち上がった2チームがファイナルを戦う資格を得る。
勝者は来シーズンの昇格が確定し、敗者はもう一度昇格を目指す1年間を過ごす。勝てば「天国」だが、負ければ「地獄」。懸かっているものがあまりに大きく、試合終了のホイッスルが鳴ると、緊張感から放たれた勝者も敗者も涙する異様な光景が広がる。