チャンピオンシップの注目度は世界指折り
英国内における注目度は、1年間で行われる試合の中で最も高いと言えるかもしれない。昨年のリーズ・ユナイテッドvsサウサンプトンの動員数は85,862人を記録し、前日に行われたマンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティの84,814人を上回った。
今回フォーカスする「昇格プレーオフ決勝」は、同じ一発勝負であるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を筆頭とするカップ戦決勝とは違った緊張感があり、背負うものはより大きなものだと感じている。
それは一部の「敗者」たちの現状を見れば納得できるだろう。
まず前提として、チャンピオンシップは世界でも指折りのリーグであることを伝えたい。
プレミアリーグとの格差が年々広がっているのは事実だが、観客動員数は増え続けている。イギリス『BBC』によると、2023/24シーズンはブンデスリーガ、ラ・リーガ、セリエAを上回り、プレミアリーグに次いで世界2位を記録した。
ピッチと観客席の距離感が近く、文化としてフットボールが生活に根付いているイングランドならではの光景が毎試合のように各スタジアムで広がる。
さて、話を昇格プレーオフ決勝に戻すと、近年は“勝者”と“敗者”の差が天と地ほどに開いている。