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コラム 3週間前

一体なぜ? チャンピオンシップ昇格プレーオフ決勝で敗れたクラブの末路。その後の「沼」にハマりやすい明確な理由【コラム】

シリーズ:コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

今季CLベスト8のアストン・ヴィラも危険だった?

 EFLの財務規定に違反したことで、補強禁止処分に加えて、勝ち点「-21」がはく奪に。それでも勝ち点「34」を積み上げたが、奇跡の残留とはならなかった。

 なお、2018/19シーズンの決勝でダービーに勝利してプレミアリーグ昇格を果たしたアストン・ヴィラ(前シーズンは決勝で敗退)だが、仮にこの試合に負けていた場合は、翌シーズン以降にEFLの財務規定に違反する可能性が極めて高かったそうだ。今季CLベスト8進出を果たした彼らと大一番に敗れたダービーの間には、簡単に埋めることができない差が生まれた。

 シェフィールド・ウェンズデイとレディングもEFLの財務規定に違反したことで勝ち点はく奪処分を受けており、それが響いての3部降格だった。あと一歩でプレミアリーグに迫りながら昇格できなかったことによる末路は厳しいものがある。

 彼らの経営能力に問題があったと言ってしまえばそれまでだが、プレーオフ決勝の勝敗は昇格の有無だけでなく、クラブの未来にも多大な影響を及ぼす。“絶対に勝たなければいけない戦い”なのだ。

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