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新たなスターが誕生か？

　ジェノアは現地時間25日、セリエA第38節（最終節）でボローニャとのアウェイゲームに臨み、3-1で勝利を収めた。この試合では、18歳のFWロレンツォ・ヴェンチュリーノがセリエA初スタメンで、2ゴールを奪う大活躍。なかでも1点目は、完全に個の力で奪った圧巻のゴールだった。

　13位ジェノアが、ボローニャの本拠地に乗り込んだ一戦。アウェイチームは17分にビトール・カルバーリョのゴールで先制すると、26分に生え抜きの18歳が魅せる。

　左サイドバックのアーロン・マルティンのパスを敵陣中央左で相手DFを背負って受けたヴェンチュリーノは、力強く前を向くと、次々と対応にきた相手選手を交わし、ボックス中央外から右足でフィニッシュ。これが見事にゴール左隅に吸い込まれ、セリエA初スタメンで初ゴールを記録した。巧みなボールコントロールと身のこなしで相手選手4人を手玉に取ったビューティフルゴールだった。

　さらに、背番号「76」は43分には、味方の折り返しをゴール前で確実に沈めて、2ゴール目をマーク。前半だけで3点のリードを奪ったジェノアは、64分にホームチームに1点を返されたものの、3-1の快勝。今シーズンの最終戦を白星で飾った。

　18歳でリーグ戦初スタメンで2ゴールを奪う活躍を見せたU-19イタリア代表のヴェンチュリーノ。今後のイタリアを支える重要な存在になるかもしれない。