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【写真:Getty Images】
ピンチの状況で選ばれたのは…?
イングランド・プレミアリーグ最終節、リバプール対クリスタル・パレスの試合が行われ、1-1のドローに終わった。リバプールに所属するサッカー日本代表MF遠藤航は、途中出場を果たしている。チームに退場者が出るアクシデントが発生した際に、真っ先に声がかかったのは遠藤だった。
遠藤はベンチスタート、パレスに所属する鎌田大地は先発出場した今シーズンの最終試合。9分、リバプールはFWイスマイラ・サールに先制ゴールを許してしまう。その後、両チームともにチャンスは作るもののゴールまでには至らず。
すると、68分、ライアン・グラフェンベルフがボールを奪われた際に鎌田を倒してしまったことで退場処分となった。数的不利のピンチに陥った状況で、チームを率いるアルネ・スロット監督がピッチに送り込んだのは遠藤だった。
途中出場した遠藤は、CBとして堅実なプレーを見せた。その後、リバプールは84分にモハメド・サラーが豪快なダイレクトボレーを叩き込んで同点に追いついている。
今季は、途中出場からの出番が多かった遠藤。シーズン開始当初はなかなか出場機会を得られなかったが、「クローザー」として終盤に守備固めの役割を担うと徐々に出番を増やした。今季最後となる試合で、指揮官の信頼を完全に掴んでいることを示したシーンと言えるだろう。
サイドラインに立つ遠藤の背中は、数的不利に陥ったピンチのチームにとって非常に頼もしいものだった。