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今季でバイバイ!? バルセロナの放出候補5人。期待されながらも“退団への扉”が開かれている男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

GK:イニャキ・ペーニャ(スペイン代表)

ペーニャ 放出
【写真:Getty Images】

生年月日:1999年3月2日
24/25リーグ戦成績:16試合18失点

 レギュラー奪取のチャンスを自らの行いで逃してしまったのが、バルセロナのカンテラーノ(下部組織出身者)であるイニャキ・ペーニャだ。

 バルセロナというクラブで正ゴールキーパーになるのは、誰にとっても至難の業だ。先発の座には、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが鎮座。ピッチ上に1つしかないポジションを世界的な守護神が占めているため、ペーニャのような控えGKは1シーズンの間でほとんどピッチに立てないのだ。

 だが、現地時間2024年9月22日に行われたラ・リーガ第6節のビジャレアル戦で、テア・シュテーゲンが右膝蓋腱断裂の大怪我を負ったことで、“日陰”にいたペーニャに突如として陽の光が指す。ビジャレアル戦からリーグ戦15試合連続でスタメン出場を果たしたバレンシア州出身の男は、正GKの地位を確保したかに思われた。

 しかし、成功への扉は思わぬ形で閉ざされてしまう。今年1月、ペーニャはチームミーティングに遅刻。厳格なハンジ・フリック監督からの信頼を失い、昨年10月に現役引退を撤回してバルセロナに加入したヴォイチェフ・シュチェスニーの後塵を拝する形となった。

 シーズン中にテア・シュテーゲンが怪我から復帰すると、立ち位置はさらに下降して第3GKへと転落。前方を走る2人のベテランGKの牙城を崩すのは、限りなく難しいミッションと言えるだろう。

 クラブは、シュチェスニーとの契約延長に迫っているとされており、来季もペーニャの立場に大きな変化はなさそうだ。今季限りでの退団は、可能性が非常に高い。

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