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的中したのは!? 24/25プレミアリーグ順位予想の答え合わせ【6~10位】期待以上だったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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 2024/25シーズンのプレミアリーグは優勝したリバプールこそ独走だったが、近年で最も競争力の高いリーグだったと言えるかもしれない。それぞれのクラブが激動の1年間を過ごした。今回は、今季の開幕前に公開した順位予想の記事と照らし合わせて、各チームのシーズンを総括する。まずは、6〜10位でフィニッシュしたチームからどうぞ。(文:安洋一郎)

10位:ブレントフォード

ブレントフォード
【写真:Getty Images】

24/25リーグ戦成績:16勝8分14敗(勝ち点56)
開幕前予想順位:18位

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 開幕前に18位と予想をしていたブレントフォードが10位でのフィニッシュを果たした。

 予想を大きく外したのは、期待以上の働きを披露した選手たちがいたから。順位予想での記事にも書いた通り、近年獲得した選手が十分なインパクトを与えることができていない懸念があった中で、3年目のMFミッケル・ダムスゴーアとDFケイン・ルイス=ポッター、FWケビン・シャーデの3名が大ブレイクした。

 特にチームの年間最優秀選手賞を受賞したデンマーク代表MFが台頭したことは、チームの機能性を高める上で大きく、彼が司令塔として良質なパスを前線に届けることで、強力なアタッカー陣が得点を量産することが可能となった。その結果、FWブライアン・エンベウモが20ゴール、FWヨアン・ウィサが19ゴール、シャーデが11ゴールと、2桁得点を記録した選手が3人も誕生した。

 一方で継続的な課題も浮き彫りとなっている。それが失点の多さで、昨季と比較をすると減少したものの、57失点は昇格4年目で2番目に多い数字となった。全試合フルタイム出場したCBのネイサン・コリンズは安定していたが、その相方である31歳のイーサン・ピノックの衰えが顕著。守護神マルク・フレッケンがリーグ最多セーブを記録していなければ、さらに失点が増えていた可能性が高い。

 今季はウィークポイントの守備を超える圧倒的な攻撃力で勝ち点を稼いだが、契約が残り1年のエンベウモの去就が不透明な点を踏まえると守備力の向上は必須。シーズン最終盤にはピノックの序列が落ちて世代交代を図っており、DFベン・ミーも契約満了で退団することからCBの補強が重要になるだろう。

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