4位:モハメド・サラー(エジプト代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年7月15日
所属:リバプール(イングランド)
今季公式戦成績:52試合34得点23アシスト
獲得タイトル:プレミアリーグ
今季のモハメド・サラーのパフォーマンスはキャリアハイに近いレベルで凄まじかった。
まず称賛されるべきことが、間もなく33歳の誕生日を迎える中での圧倒的な稼働率の高さだ。フィジカル的な負担が他のリーグと比較をしても大きい中で、エジプト代表FWはプレミアリーグ全試合で先発出場。今季出場した公式戦52試合のうち49試合がスタメンで、これだけ試合に出場し続けている中でも得点への関与は止まらなかった。
積極的に裏のスペースを狙うアルネ・スロット監督の戦術にもフィットし、プレミアリーグでは得点王(29得点)とアシスト王(18アシスト)の個人タイトルを獲得。得点を決めるだけでなく、チャンスメイクでも高い質を誇るのが彼の魅力だろう。リバプールがリーグ戦で記録した86ゴールのうち、54%に直接絡み、プレミアリーグ優勝の立役者となった。
得点関与数だけで見ればバロンドール候補筆頭にも名を連ねて不思議ではないが、他の候補と比較をすると獲得したタイトルが少ないのはマイナスポイントだ。プレミアリーグのような競争力が激しいリーグの場合は、複数のタイトルを狙うことが難しいフェーズに差し掛かっており、これは環境による不利もあるかもしれない。