2位:ハフィーニャ(ブラジル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年12月14日
所属:バルセロナ(スペイン)
今季公式戦成績:57試合34得点23アシスト
獲得タイトル:ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャ
ハフィーニャはハンジ・フリック監督就任の影響を最も受けた選手かもしれない。
2022年夏にプレミアリーグをギリギリで残留していたリーズ・ユナイテッドから加入した当時は獲得に疑問の声も挙がっていた。実際にシャビ体制では期待以上の活躍を披露することができず、財政難の影響もあって放出候補と噂される時期もあった。
それが新監督の就任で劇的に変化。縦に速いドイツ人指揮官の戦術に完璧にフィットすると、公式戦57試合で34得点23アシストと大暴れ。1年で過去2年間を上回る数字を残した。
多くの得点に関与してラ・リーガ優勝に貢献したのはもちろんのこと、ベスト4に進出したUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では準決勝終了時点で大会得点王タイとなる13ゴールを記録している。ゴール期待値が「5.85」で13得点を記録していることからもわかるように、大舞台で圧倒的な決定力を発揮しており、際どいシュートコースに流し込む技術の高さは流石の一言に尽きる。
今年1月に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝でもレアル・マドリード相手に2得点1アシストを記録するなど国内3冠の立役者に。バルセロナでの覚醒と時を同じくしてブラジル代表でも得点を量産しており、28歳で全盛期を迎えていると言って良いだろう。