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2024/25シーズンのACミランはセリエAを8位で終えた。散々な成績に終始した名門は、欧州コンペティションの出場権も逃し、目下サポーターの怒りを買っている。そんなクラブを救うべく、要職に就任したイグリ・ターレ。本稿では、ラツィオで辣腕を振るった“収益の魔術師”の人物像に迫る。(文:佐藤徳和)
ミランの新SDにイグリ・ターレが就任

【写真:Getty Images】
5月26日、ミランはアルバニア人のイグリ・ターレがスポーツ・ディレクター(SD)に就任したことを発表した。最高経営責任者(CEO)を務めるジョルジョ・フルラーニの直属となることが公表されている。イタリア現地メディアの報道によると、契約期間は2年で、年俸は80万ユーロ(約1.3億円)になるという。
フルラーニCEOは「イグリ・ターレをロッソネーリのファミリーに迎えられることを嬉しく思う。再出発するための正しい選択だ。豊富な経験、強い意志、確かな価値観。これらに加えて、イタリアサッカーへの深い理解と国際的な視野を兼ね備え、野心あるプロジェクトの構築を通じて、クラブ再興に貢献するのにふさわしい人物だ」と評した。
そして、51歳のターレは「ミランのようなクラブの一員になれることは、大きな誇りであり責任でもある」「この任務を託してくれたクラブに感謝している。私の強い決意と、すべての経験を偉大なクラブのために捧げ、成功を目指す姿勢をよく理解してくれている。イタリアとヨーロッパで再び主役となることを絶対的な目標としているクラブだ」と意気込みを語っている。
ロッソネーロのSDは、昨年12月にアントニオ・ドッターヴィオが退任してから、空席となっていた。