19位:イプスウィッチ・タウン

【写真:Getty Images】
24/25リーグ戦成績:4勝10分24敗(勝ち点22)
開幕前予想順位:16位
開幕前に16位と予想をしていたイプスウィッチ・タウンが19位でのフィニッシュを果たした。
3部からの連続昇格でプレミアリーグにたどり着いたキーラン・マッケンナ監督のチームからすると、1部の壁はあまりに高かった。他の昇格組と比較をすると、補強ができる財務状況から残留を予想していたが、結果は1年での2部降格を余儀なくされた。
昨夏の移籍市場では、チャンピオンシップ(イングランド2部相当)で実績のある選手を獲得。FWリアム・デラップやFWジャック・クラーク、FWサミー・スモディクス、DFジェイコブ・グリーブスら、昨季自分たちが苦しめられた選手たちを自チームに招き入れている。
MFオマリ・ハッチンソンやデラップのようなインパクトを残した選手もいたが、リーグワースト2位の82失点を喫したことからもわかるように、最終ラインの耐久性が残留したプレミアリーグのクラブと比較をすると足りない。
プレミアリーグ随一の運動量を誇るサッカーということもあり、怪我人が出てしまうのは仕方ないかもしれないが、主力に何名かの離脱者が出たのは致命傷に近かった。
ただ、来季に向けてはネガティブなことばかりではない。ほとんどの選手がホームグロウンで、仮に引き抜かれるとしても市場価値以上の移籍金を残してくれる可能性が高い。
となれば、持続的にチームを強化することが可能で、レスターやサウサンプトンと比較をすると降格のダメージが少ないと予想している。現時点でこの3チームの中ではイプスウィッチが最も来季の昇格の可能性が高そうだ。