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【写真:Getty Images】
負傷を抱えながらも勝利に導いたC・ロナウド
UEFAネーションズリーグ(UNL)決勝戦、サッカーポルトガル代表対スペイン代表の試合が現地時間8日に行われた。試合は、PK戦の末にポルトガルが勝利している。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは同点ゴールを決めて、チームの勝利に貢献した。
ポルトガルとスペインによる強豪国対決は、スペインがMFマルティン・スビメンディのゴールで先制した。しかし、直後の26分、ポルトガルDFヌーノ・メンデスがドリブル突破から強烈な一撃を叩き込んで追いついている。
前半は1-1のまま終わるかと思われたが、MFペドリの縦パスに抜け出したFWミケル・オヤルサバルがシュートを冷静に流し込み、再びスペインがリードした。迎えた60分、DFヌーノ・メンデスのクロスをC・ロナウドがボレーで叩き込み、2-2としている。その後、延長戦に突入したがゴールは生まれず、ポルトガルがPK戦を5-3で制してUNL制覇を成し遂げた。
同点ゴールを決めたC・ロナウドは、87分に負傷の影響でピッチを去っている。フランスメディア『FOOT MERCATO』は9日に、「ウォーミングアップ中にすでに痛みを感じていた。しばらく前から感じていた痛みだ。しかし、代表チームのためになら、足を骨折しても構わない。タイトルがかかった試合であり、プレーしなければならなかった。そして、全力を尽くした」と、試合前から怪我を抱えていたと語る、C・ロナウドの決勝後のコメントを伝えた。
ポルトガルサッカー連盟のX公式アカウントは、C・ロナウドが優勝トロフィーを掲げる瞬間の動画を公開している。負傷しながらも同点弾を決めて勝利を呼び込んだポルトガルのキャプテンは、笑顔と涙を浮かべながらUNLのトロフィーを高く掲げて、チームメイトとともに喜びを爆発させた。