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ディエゴ・ミリートが42歳に

　セリエAのインテルは12日、「誕生日おめでとう、ミリート」と記し、6月12日に46歳になった元アルゼンチン代表FWディエゴ・ミリートが在籍時に挙げたゴール集の動画を投稿した。その映像の中にも収められているUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）決勝で奪った得点は、何度見ても凄いゴールだった。

　09/10シーズンのサンティアゴ・ベルナベウで行われたジョゼ・モウリーニョ監督率いるインテルとルイス・ファン・ハール監督が指揮を執るバイエルン・ミュンヘンとの欧州CLファイナル。先に試合を動かしたのは、すでにセリエAとコッパ・イタリアを制し、3冠を目指していたインテルだった。

　35分、GKジュリオ・セーザルからのロングフィードをミリートが、相手DFを背負いながらウェズレイ・スナイデルに頭で落とす。そのままの勢いでゴール前に走り込んだ背番号「22」は、スナイデルのスルーパスを受けて、冷静にゴールに流し込んだ。

　さらに、当時30歳だったストライカーは70分にも魅せる。カウンターの流れからサミュエル・エトーのパスを受けたミリートは、ダニエル・ファン・ブイテンを深い切り返しで完全に置き去りにすると、丁寧にゴール右隅に流し込み、勝利を決定付ける追加点を奪った。

　ミリートの2ゴールでバイエルンを2-0で下したインテルは、イタリア史上初の“3冠”を達成。加入1年目で大仕事をやってのけたミリートは、クラブの歴史に名を残した。