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6月10日に行われたFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)のインドネシア代表戦にて、兄の佐野海舟と弟の佐野航大が一緒にピッチへ。日本代表では19年ぶりとなる兄弟共演に注目が集まった。では、世界ではどのような類似ケースがあるのだろうか。今回は、兄弟そろって代表で大活躍した例を紹介する。
コロ・トゥーレ&ヤヤ・トゥーレ
【写真:Getty Images】
代表チーム:コートジボワール
合計出場試合数:合計215試合
コロ・トゥーレとヤヤ・トゥーレは、サッカー界で最も偉大な実績を残した兄弟かもしれない。
アフリカ史上最高のセンターバックと中盤と言っても過言ではないクオリティの持ち主であり、両者ともにアーセナル(コロ・トゥーレ)やバルセロナ(ヤヤ・トゥーレ)などのビッグクラブを渡り歩いた。2人そろってマンチェスター・シティに所属していた2011/12シーズンはプレミアリーグ制覇を経験している。
2学年違う彼らが初めてコートジボワール代表で共演したのは2004年。ワールドカップは2006年から2014年までの3大会続けて出場しており、共に代表キャップ数は100試合を超えている。ディディエ・ドログバらと並ぶコートジボワールのレジェンドだ。
そんな彼らは代表キャリアでは晩年となる2015年に行われたアフリカネイションズカップで大活躍する。ヤヤ・トゥーレがキャプテンを務め、コロ・トゥーレも約2年ぶりに主力CBとして稼働すると、1992年大会以来のトロフィーを母国に持ち帰った。
なお、両者は共に同年に代表引退している。