ミカエル・ラウドルップ&ブライアン・ラウドルップ

【写真:Getty Images】
代表チーム:デンマーク
合計出場試合数:合計190試合
ミカエル・ラウドルップとブライアン・ラウドルップもサッカー界を代表する兄弟だ。彼らは「ダニッシュ・ダイナマイト」と呼ばれた1980年代後半から1990年代にかけてのデンマーク代表の超攻撃的サッカーの顔だった。
ただ、意外に思われるかもしれないが、2人の代表での共演はあまり多くない。両者ともに所属クラブで圧巻の活躍を披露していたが、5歳の年の差があることから活躍の時期に差がある。ミカエルが1986年に行われたメキシコワールドカップ(W杯)で母国を初の決勝トーナメント進出に導き、ブライアンが代表デビューを飾ったのはその約1年後だった。
その後もデンマーク代表の躍進は続き、1992年に行われたユーロ(欧州選手権)を制する。ところが1990年に監督との対立が原因となって共に代表引退を表明(後に復帰)しており、同大会は直前に復帰していたブライアンしか出場していなかった。
なかなか国際大会で交わることがなかったが、1996年のユーロに、兄弟そろってでは初めて出場。1998年のフランスワールドカップでは、いずれもゴールを記録し、デンマーク代表のベスト8入りに大きく貢献した。
なお、ミカエルは同大会を最後に現役引退し、ブライアンは29歳で代表引退を表明している。