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ガットゥーゾ、ミラン時代のミドルシュートが凄い!
イタリア・サッカー連盟(FIGC)は15日、ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾのイタリア代表監督就任を正式発表した。契約期間は1年で、年俸は200万ユーロ(3億2000万円)と現地メディア『ラ・レプッブリカ』が報じている。なお、初陣は9月5日にベルガモで開催されるFIFAワールドカップ(W杯)26欧州予選第5節のエストニア戦となる。
イタリア代表は今月6日に敵地オスロで行われた、W杯欧州予選グループIでノルウェー代表に0-3と完敗。FIGCのガブリエーレ・グラヴィーナ会長が、ルチアーノ・スパレッティ監督の解任を決断した。当初はローマの特別アドバイザーを務めるクラウディオ・ラニエリの就任が濃厚とされ、本人もオファーを受諾していたが、最終的に破談となり、ガットゥーゾに白羽の矢が立った。
現役時代のガットゥーゾは、”リンギオ(狂犬)”の異名を取るように、ボール奪取能力に威力を発揮したが、ミランでは通算11ゴールを記録。2006年3月25日に行われたセリエA第31節のフィオレンティーナ戦では、2-1とリードしていた後半15分、素晴らしいミドルシュートを叩き込んだ。左サイドのペナルティエリア手前でボールを受けるとトラップから流れるような動作で右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺す見事な3点目を挙げた。
イタリアは現在、W杯欧州予選2試合を終えて1勝1敗の勝ち点3で暫定3位。一方、首位ノルウェーは4戦全勝で勝ち点12、得失点差は11とイタリアを大きく離している。イタリアはすでに首位突破が難しい状況に陥り、プレーオフ出場圏の2位確保が現実的な目標となっている。
