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6月20日でランパードが47歳に！

　ドイツ語版のUEFA Nations League の公式『X』は20日、「ハッピーバースデー、フランク・ランパード」と記し、現在はコヴェントリー・シティの監督を務めるランパードの現役時代のスーパーゴール動画を投稿した。その得点は、イングランド代表を救った終盤での同点弾だった。

　2004年6月24日に行われたUEFA EURO 2004の準々決勝、イングランドと開催国のポルトガルとの一戦。イングランドは3分にマイケル・オーウェンのゴールで幸先よく先制したものの、83分にエルデル・ポスティガに痛恨の同点弾を浴び、延長戦に突入する。すると110分にはルイ・コスタに逆転ゴールを奪われ、敗退の危機に直面する。

　それでも5分後にランパードがチームを救う。デイビッド・ベッカムが右からのコーナーキックでゴール前にストレート系のボールを供給。これをジョン・テリーが競り勝って折り返すと、ランパードが反転シュートを叩き込み、同点ゴールを奪った。当時26歳のMFが、土壇場で高い得点力を発揮したシーンだった。しかし、PK戦までもつれ込んだ激戦でイングランドは、ポルトガルに敗戦。ベスト8で大会を去った。

　昨年11月に当時下位に低迷していた坂元達裕が所属するコヴェントリーの指揮官に就任したランパード。見事にチームを上昇させ、プレミアリーグ昇格プレーオフ出場圏内の5位でリーグ戦をフィニッシュさせた。プレーオフ準決勝で敗れ、プレミアへの道は絶たれたものの、ファンに来季への期待を抱かせたランパードは、20日で47歳となった。