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ジュリアーノ・ベレッチが今日で49歳に

　スペイン語版のUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）の公式『X』は、「これからも素敵な誕生日をたくさん迎えられますように、ジュリアーノ・ベレッチ」と祝福のメッセージと共に、元ブラジル代表DFベレッチがバルセロナ在籍時に決めたゴール動画を投稿した。その得点は、クラブの歴史に刻まれたゴールだった。

　フランス・サン＝ドニにあるスタッド・ド・フランスで行われたバルセロナとアーセナルによる05/06シーズンの欧州CL決勝。フランク・ライカールト監督率いるバルサは、20分にアーセナルGKイェンス・レーマンが退場したことで数的有利な状況となったものの、37分にソル・キャンベルに頭で叩き込まれ、先制を許す。

　それでも76分にサミュエル・エトーが見事な崩しからネットを揺らし、同点に追いつく。そして迎えた81分、途中出場のベレッチが魅せる。右サイド深い位置でボールを持ったヘンリク・ラーションのパスをインナーラップで駆け上がったベレッチが受けると、迷いなく右足を振り抜く。低い弾道のシュートは、相手GKマヌエル・アルムニアの足に当たってゴールに吸い込まれた。この得点で逆転に成功したバルセロナは、14年ぶり2回目のビッグイヤーを獲得した。

　2004年の夏から2007年の夏までバルサでプレーしたベレッチ。2023年には指導者としてバルセロナに戻り、U-19のチームを指揮している。そこでは確かな手腕を発揮しており、将来はトップチームを率いる可能性も十分にありそうだ。そんなバルサのレジェンドは、20日で49歳となった。