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2024/25シーズンのチェルシーは、エンツォ・マレスカ1年目でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位でフィニッシュ。近年はらしからぬ低迷が続いていた中で一つの目標を達成した。一方で所属している選手が多すぎる問題も抱えており、毎年恒例ではあるが今夏も大幅にスカッドが入れ替わる可能性がある。今回は、チームの状況的に今夏にも去るかもしれない選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。
FW:ジョアン・フェリックス(ポルトガル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年11月10日
24/25リーグ成績:12試合1得点1アシスト(チェルシー)
24/25リーグ戦成績:15試合2得点1アシスト(ミラン)
かつての“至宝”は自らの居場所を見つけることに苦戦をしている。
ジョアン・フェリックスは、昨夏に2022/23シーズンの後半戦以来となるチェルシー復帰を果たしたが、プレミアリーグでは先発出場が3試合のみと選手層の厚いエンツォ・マレスカのチームで序列を上げることができなかった。
今冬には苦しむミランに出場機会を求めて半年間のローン移籍。同じポルトガル出身のセルジオ・コンセイソン監督が率いるチームの救世主として期待され、実際にデビュー戦となったローマとのコッパ・イタリア準々決勝ではゴールを記録した。
しかし、それ以降は得点から遠ざかり、公式戦18試合連続でノーゴール。ラスト2試合でネットを揺らしたが、来季の欧州カップ戦出場権を逃したクラブにもたらしたものは決して多くなかった。
ひとまず今夏にチェルシーへと復帰をするが、現在行われているFIFAクラブワールドカップ(CWC)のメンバーからは外れており、放出候補となる可能性が高いだろう。
また、所属クラブでの不調も受けてか、ポルトガル代表では直近4試合続けて出番がない。このままでは来夏に行われる北中米ワールドカップ(W杯)のメンバー入りも当落線上であり、何としても安住の地を見つけたいマーケットとなりそうだ。