FW：ラヒーム・スターリング（元イングランド代表）

生年月日：1994年12月8日
24/25リーグ成績：17試合0得点2アシスト（アーセナル）

　現役のプレミアリーグの選手で、リーグ戦通算100ゴール以上を記録している選手が4人いる。そのうちの1人がラヒーム・スターリングだ。

　ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティで通算339試合131得点86アシストという圧倒的な成績を残したスターリングは、2022年夏にチェルシーへと完全移籍。トッド・ボーリーへとオーナー交代した新生チェルシーの顔となることが期待されていた。

　しかし、コンスタントに得点を重ねた一方で、チームが若手路線へと大きく舵を切ると徐々に序列が低下。昨夏にエンツォ・マレスカが新監督に就任すると構想外となり、移籍市場最終日にはシティ時代に共闘経験のあるミケル・アルテタ監督が率いるアーセナルにローン移籍した。

　アーセナルでは、主にウイングのバックアッパーとして期待されたが、パフォーマンスレベルが上がらなかったことが影響して出場機会は限定的に。通算123ゴールを決めているプレミアリーグでは、2024/25シーズンに限定すると一度もネットを揺らすことができなかった。

　デビューしたのが2011/12シーズンということもあって大ベテランのような雰囲気が漂うスターリングだが、現在30歳とまだキャリアの第一線から外れる年齢ではない。しかし、イングランド代表を含めると通算600試合以上に出場していることから、身体が消耗している可能性もある。

　もう一度、全盛期に近いパフォーマンスを取り戻すことはできるのだろうか。