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17年前の伝説弾
ドイツ語版のUEFA ネーションズリーグの公式『X』は29日、「2008年の今日」と記し、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、UEFA EURO 2008のファイナルで挙げた決勝ゴールの動画を投稿した。その得点は、まさにストライカーらしい一発だった。
ルイス・アラゴネス監督の下、美しいフットボールでファイナルまで駒を進めたスペインとヨアヒム・レーヴ監督率いるドイツとの欧州王者を懸けた一戦。35分にF・トーレスが試合を動かす。
この大会では、特に輝きを放っていたマルコス・セナからのパスを敵陣中央で受けたシャビ・エルナンデスは、F・トーレスにスルーパスを送る。ややパスは流れてしまったものの、背番号「9」は圧倒的なスピードで、相手DFのフィリップ・ラームの外側から前に入り込むと、最後はGKイェンス・レーマンの前で右足を伸ばしてフィニッシュ。見事に無人のゴールに流し込み、先制点を記録した。
この1点が決勝点となり、スペインは44年ぶり2回目のユーロを制覇した。さらに、”無敵艦隊”は2年後に行われた南アフリカでの2010 FIFAワールドカップも制すると、UEFA EURO 2012では連覇を達成し、主要国際大会3連覇の偉業を達成。F・トーレスのゴールは、まさにスペインの ”黄金時代”の幕開けを告げる貴重な得点となった。
