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日韓W杯決勝から今日でちょうど23年

　FIFAワールドカップ（W杯）の公式『X』は30日、「2002年の今日、ブラジルが5度目のワールドカップ優勝を果たした！」と記し、ブラジル代表とドイツ代表が戦った日韓W杯決勝のハイライト動画を投稿した。この試合でFWロナウドが決めた2ゴールは、まさにストライカーらしい得点だった。

　2002年6月30日に横浜国際総合競技場で行われたファイナルに駒を進めたのは、攻撃陣に強力なタレントを擁するブラジルと守護神オリバー・カーンを中心とした堅守のドイツ。意外にも、W杯では初対戦となった両者の一戦は、67分に試合が動く。

　ロナウドが敵陣中央でディートマー・ハマンからボールを奪うと、リバウドにボールを預ける。これを受けたリバウドはミドルシュートを放つと、カーンが前に弾いたボールを背番号「9」が押し込み、ブラジルが先制に成功する。ロナウドがボール奪取から動きを止めずにきっちりとゴール前まで詰めていたことで生まれた得点だった。

　さらに、ブラジルは79分に試合を決定づけるゴールを奪う。クレベルソンのパスをゴール前で受けたロナウドは、トラップから落ち着いて右足でフィニッシュ。力みのないゴールにパスをするようなシュートは、見事にゴール右隅に吸い込まれた。

　この得点で2点にリードを広げたブラジルは、最後までドイツにゴールを許さず、2-0の勝利。5度目の世界一の座に輝いた。