サッカー最新ニュース

UEFA EURO 2012決勝の先制弾

　ドイツ語版のUEFA Nations League の公式『X』は7月1日、「2012年の今日」と記し、UEFA EURO 2012のファイナルでスペイン代表MFダビド・シルバが、奪った先制ゴールの動画を投稿した。その得点は、イタリア代表のDFラインを完全に崩し切った得点だった。

　連覇を目指すスペインと2000年以来3大会ぶりの決勝戦進出を果たしたイタリアとの一戦。グループリーグの初戦は1-1のドローに終わっていた両者の再戦は、14分に試合が動く。

　この試合では“偽9番”として起用されていたセスク・ファブレガスが、アンドレス・イニエスタのスルーパスを受けて、ボックス内右の深い位置まで侵入すると、マイナスに折り返す。これをゴール前に走り込んでいたシルバが、頭で合わせてネットを揺らした。イニエスタの絶妙なスルーパスとセスクの中に入り込むワンタッチ、シルバの難しいボールを仕留める能力、どれも完璧なプレーだった。

　攻撃の手を緩めないスペインは、41分にシャビ・エルナンデスのスルーパスからジョルディ・アルバがネットを揺らし、2点のリードを得て、後半へ。そして、終盤にはフェルナンド・トーレスとファン・マタがゴールを奪った“無敵艦隊”は、イタリアを4-0と粉砕。見事にEURO連覇を飾った。また、2010 FIFAワールドカップの制覇を含めると、史上初の主要大会3連覇も達成した。