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高井幸大、トッテナム・ホットスパーで待つ強力なライバル5人。サッカー日本代表DFが超えなければならないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表のDF高井幸大が、トッテナム・ホットスパーに移籍することが正式に決まった。現UEFAヨーロッパリーグ(EL)王者には、果たしてどんな選手がいるのか。今後選手の入れ替わりが発生する可能性もあるが、現時点で高井の強力なライバルになり得る選手を紹介しよう。※情報は7日時点、成績は『transfermarkt』を参照

DF:ミッキー・ファン・デ・フェン(オランダ代表)

ミッキー・ファン・デ・フェン
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年4月19日
24/25リーグ戦成績:13試合0ゴール2アシスト
最新市場価値:5000万ユーロ(約80億円)

 近年、オランダからは優れたセンターバックが多数誕生している。現在24歳のミッキー・ファン・デ・フェンも、その中の1人だ。5000万ユーロ(約80億円)という最新市場価値からも、それは明らかである。

 下部組織時代から過ごすフォレンダムでプロデビューを果たしたファン・デ・フェンは、その後ヴォルフスブルクを経て、2023年にトッテナム・ホットスパーに加入した。身長193cm・体重81kgという巨躯からは想像できない機動力と身体能力で多くのサポーターに衝撃を与え、あっという間に主力に定着。とくに彼のスピードは異次元で、2024年1月31日に行われたブレントフォード戦では時速37.78kmを叩き出し、プレミアリーグ最速記録を樹立している。

 今季は長い間怪我に悩まされた影響で、リーグ戦出場は13試合に留まったが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)ではラウンド16の2ndレグから全試合に出るなど、悲願のタイトルに大きく貢献。決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦では、ゴールラインギリギリで圧巻のジャンピングクリアを披露し、改めて身体能力の高さを証明した。

 そのファン・デ・フェンは先日、『Voetbalzone』のインタビューで、EL制覇を成し遂げながら解任されたアンジェ・ポステコグルー元監督について「彼の解任は奇妙なことだ」と、クラブに対し不満を抱いているかのような発言を残した。これにより今夏の移籍もあるのではとの報道もされているが、今のところ具体的な話はなく、トーマス・フランク新監督が率いる来季も残留する線が濃厚である。

 ベテランのベン・デイヴィスと同じく、CB以外にも左サイドバックでもプレー可能なユーティリティー性も持ち味。基本的には中央の選手としてカウントされているだろうが、新体制への以降に伴い、彼をサイドに置く可能性もゼロではないだろう。

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