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リュドヴィク・ジュリが49歳に

　スペイン語版のUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）の公式『X』は10日、「49歳のお誕生日おめでとう、リュドヴィク・ジュリ！」と祝福のメッセージと共に、元フランス代表MFジュリがバルセロナ在籍時に決めたゴール動画を投稿した。その得点は、バルセロナの欧州制覇に繋がった貴重な得点だった。

　05/06シーズンの欧州CLの準決勝1stレグ、バルセロナは敵地でACミランと対戦。0-0で迎えた57分、当時29歳のウィンガーが得意の形でゴールを奪う。敵陣中央でロナウジーニョがボールをキープすると、ジュリがカハ・カラーゼとアレッサンドロ・ネスタのギャップを突いて、DFラインの背後に走り込む。この動きを見逃さなかったロナウジーニョが、絶妙な浮き球のパスを通すと、ジュリが左足でゴール左上に叩き込み、ゴールネットを揺らした。この得点は、サイドから中央へ走り込んでパスを引き出すことを得意としていたジュリらしいゴールだった。この1点が決勝点となり、バルセロナは敵地での第1戦を制した。

　先勝したバルセロナは、その後のホームでの2ndレグはスコアレスドローで終え、2戦合計1-0でミランを退けて、決勝に進出。そして、ファイナルではアーセナルを2-1で下し、14年ぶり2回目のビッグイヤーを掲げた。ジュリがミラン戦で挙げたこのゴールは、バルセロナが欧州制覇を成し遂げる上で、まさに貴重なゴールだった。