3位:パリ・サンジェルマン(フランス)

【写真:Getty Images】
総売却額:1億300万ユーロ(約164.8億円)
3位には、1億300万ユーロ(約164.8億円)の売却益を記録したパリ・サンジェルマンがランクインした。2024/25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制した欧州王者は、3選手をサウジアラビアのクラブに売却している。
パリ・サンジェルマンがサウジアラビアのクラブに放出した選手に共通しているのが、全員が30代であること。従来の30代の選手であれば高額な移籍金は見込めないが、世界的なタレントであるブラジル代表FWネイマールであれば別の話だ。
度重なる怪我の影響で、常に戦力として計算することができなかった天才FWに対するサポーターの反発も大きく、クラブの顔でありながらも2023年夏に放出を決断。獲得時のコストである2億2200万ユーロ(約355億円)には遠く及ばないものの、サウジアラビアリーグ史上最高額の移籍金である9000万ユーロ(約144億円)で移籍した。なお、サウジアラビア移籍後も負傷癖は治らず、わずか7試合の出場に留まった。
2021年夏にリバプールからフリーで加入していた元オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムは、2023年夏に移籍金800万ユーロ(約12.8億円)でアル・イテファクに完全移籍。2024年夏には長年にわたる功労者であるポルトガル代表MFダニーロ・ペレイラが移籍金500万ユーロ(約8億円)でアル・イテハドに去った。