2位:シュコドラン・ムスタフィ(元ドイツ代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1992年4月17日
移籍金:4100万ユーロ(約65.6億円)
在籍期間:2016年夏~2021年冬
クラブ通算成績:151試合9得点4アシスト
シュコドラン・ムスタフィは公式戦通算151試合に出場と、長らくアーセナルで主力としてプレーした。しかし、“最悪の補強“の1つであることも事実だろう。
2009年に17歳でハンブルガーSVの下部組織からエバートンに移籍した同選手は、稀有なキャリアを歩んでいる。2009/10シーズンにトップチームデビューを果たすと、サンプドリアへと移籍し、2014年夏に行われたブラジルワールドカップ(W杯)では右SBの準主力としてドイツ代表の世界一に貢献した。
その直後に移籍したバレンシアでも結果を残すと、2016年夏にアーセナルが4100万ユーロ(約65.6億円)の移籍金で獲得に成功。ローラン・コシールニーやペア・メルテザッカーがベテランの域にさしかかる中で、新たなディフェンスラインの主軸になることが期待されていた。
ウナイ・エメリへと監督交代後もレギュラーに定着していたが、スペイン人指揮官のボールを大事にすることが前提のフットボールに適応できず。ミケル・アルテタ体制でも同様で、最終ラインでのイージーなロストが悪目立ちしたこともあって構想外に近い扱いとなった。
2020年夏にガブリエウ・マガリャンイスを獲得すると、2020/21シーズンはわずか44分の出場に留まり、冬の移籍市場にて契約解除という形でシャルケへと移籍した。なおムスタフィは、昨年6月に怪我の影響で、32歳という若さで現役を引退している。