1位：ニコラ・ペペ（コートジボワール代表）

【写真：Getty Images】

生年月日：1995年5月29日
移籍金：8000万ユーロ（約128億円）
在籍期間：2019年夏～2023年夏
クラブ通算成績：112試合27得点21アシスト

　アーセナルからすると、今後ニコラ・ペペを超える“最悪の補強”は出てこないかもしれない。

　このコートジボワール代表FWは、リールに所属していた2018/19シーズンにリーグ戦38試合22得点11アシストという圧巻の成績を記録。この実績を引っさげて、アーセナルがクラブ史上最高額である8000万ユーロ（約128億円）の移籍金で獲得に成功した。

　ところがファンやクラブの首脳陣が期待していたほどの活躍を披露することができず。アカデミーから徐々に台頭したブカヨ・サカがプレータイムを増やしたことと比例するように、ペペは自らの出場機会を減らした。

　それでも加入2季目の2020/21シーズンはプレミアリーグで10ゴール、公式戦では16ゴールと結果を残した。しかし、典型的なウインガーらしく好不調の波が激しいことから安定感に欠け、サカが右WGに定着してからは構想外に近い扱いに。2022年夏にローン移籍でニースに放出されている。

　しかし、レンタル先でも結果を残せなかったことから不良債権と化し、高額な給与の影響もあって買い手がつかず。最終的には契約解除の形でアーセナルを離れ、トルコのトラブゾンスポルに移籍した。

　高額な移籍金で獲得したのにも関わらず、ピッチ内で実力を発揮できなかった。それだけでなくフリーでの放出と、“最悪”と呼ばれても仕方ない条件を全て満たしている。

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