久保建英 最新ニュース
東京五輪初戦での決勝弾
レアル・ソシエダで中心選手として活躍し、サッカー日本代表でも主軸としてプレーしているMF久保建英。そんな24歳のアタッカーが、“4年前の今日”に決めたスーパーゴールをここで紹介する。その得点は、見事な個人技から決めきった爽快な決勝弾だった。
2021年7月22日に行われた東京五輪(東京オリンピック)の初戦で、日本の男子サッカーは南アフリカと対戦。久保、堂安律、三好康児と左利きのアタッカーが2列目に並んだ日本は、序盤から押し気味に試合を進めるものの、人数をかけて守る南アフリカの守備をなかなか崩すことができない。
それでも71分、20歳になったばかりの久保が左足で均衡を破る。田中碧からのサイドチェンジを右サイドで受けた背番号「7」は、完璧なトラップから中央に切れ込んで左足を振り抜く。これが逆サイドのポストを叩き、ゴールネットを揺らした。難しい初戦で、個人の力で奪い切った圧巻のゴールだった。この得点を最後まで守り切った日本は、第1戦で勝ち点「3」を手にした。
その後、ベスト4まで勝ち進んだ日本はスペインに延長戦の末に敗戦。さらに3位決定戦では、メキシコに1-3と敗れ、母国開催でメダルを逃した。破れた直後に大粒の涙を流した久保。24歳になった現在では、ラ・リーガで活躍し、A代表でも主軸を担うほどに順調に成長を遂げた。今夏でのステップアップにも注目が集まっている久保だが、新シーズンはどんなプレーを見せてくれるのだろうか。
