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フォーカス 5か月前

去就はどうなるの? 現在フリーの日本人選手5人。夏の移籍市場において注目を集める男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

GK:権田修一(ごんだ・しゅういち)


【写真:Getty Images】

生年月日:1989年3月3日
前所属クラブ:デブレツェニVSC(ハンガリー)
24/25リーグ戦成績:4試合8失点

 2025年7月にハンガリー1部リーグのデブレツェニVSCを退団した権田修一。36歳という年齢で、再びキャリアの岐路に立っている。静かに、そして確かに、次なるステージを見据えているように映る。

 FC東京のユースからプロ入りした権田は、FC東京、SVホルン、サガン鳥栖、ポルティモネンセ、清水エスパルス、そしてデブレツェニVSCと渡り歩き、各地でゴールを守ってきた。

 デブレツェニVSCはハンガリー東部の古都・デブレツェンを本拠地とする伝統あるクラブで、権田は2025年3月にフリーエージェントとして加入。欧州での再挑戦として注目を集めたが、出場機会は限定的で、リーグ戦4試合の出場にとどまった。クラブもシーズン9位と振るわず、上位争いに加わることはできなかった。

 守備的な安定感やベテランらしい落ち着きは随所に見られたものの、起用の継続性には欠け、クラブとの契約も約半年で終了。現時点で新たな所属先は発表されていない。

 なぜ彼は、キャリア終盤のこの時期にも現役にこだわるのか。その理由は語られていない。だが、異国の地でなおピッチに立ち続けた姿からは、まだ終わらせないという意志がにじむ。

 果たして、権田修一はどこまで進み続けるのだろうか。その行き先に明確なゴールは見えない。だが彼が歩くその道は、サッカーへの純粋な情熱が敷き詰められている。

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