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AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)やFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)でサウジアラビアのクラブが存在感をみせている。彼らには欧州の強豪クラブからも主力クラスを引き抜ける圧倒的な資金力があり、世界的な知名度がある選手も続々と移籍をしている。逆にこの流れを有効活用することができているクラブはどこなのか。今回は、サウジアラビアのクラブへの放出で最も多くの移籍金を稼いだクラブをランキング形式で紹介する。
5位:チェルシー(イングランド)

【写真:Getty Images】
総売却額:6450万ユーロ(約103.2億円)
5位には、6450万ユーロ(約103.2億円)の売却益を記録したチェルシーがランクインした。2025年のFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)を制した強豪は、3選手をサウジアラビアのクラブに売却している。
2022年夏に新オーナーの体制となったチェルシーは、イングランド代表FWラヒーム・スターリングを筆頭に大胆な大型補強を行う。しかし、トーマス・トゥヘルの解任やグレアム・ポッター新監督での成績不振などが重なり、リーグ戦を12位でフィニッシュ。ロマン・アブラモビッチ前体制からの給与体系の見直しの意味も含めて、シーズン終了後の2023年夏に大規模な人員整理を行った。
その中で2020/21シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝の立役者の1人であるセネガル代表GKエドゥアール・メンディをアル・アハリに移籍金1850万ユーロ(約29.6億円)で放出。高い給与を受け取りながらも本領を発揮できなかったセネガル代表DFカリドゥ・クリバリも2300万ユーロ(約36.8億円)の移籍金でクラブを去った。また、フランス代表MFエンゴロ・カンテもフリーでアル・イテハドに移籍している。
ネームバリューがある彼らよりも高額、もしくは同額の移籍金でサウジアラビアのクラブに移籍したのが、U-20ブラジル代表FWのアンジェロだ。2023年夏に1500万ユーロ(約24億円)でサントスから引き抜いた若き逸材を2024年夏の移籍市場にて、アル・ナスルに2300万ユーロ(約36.8億円)で放出している。
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