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これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたマンチェスター・シティだが、そのすべてが成功しているわけではない。大きな期待をもって獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。期待に応えることのできなかった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
5位:ノリート(元スペイン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1986年10月15日
移籍金:1800万ユーロ(約28.8億円)
在籍期間:2016年夏~2017年夏
クラブ通算成績:30試合6得点5アシスト
2016年夏に、マンチェスター・シティはバルセロナとバイエルン・ミュンヘンで数々のタイトルを獲得したジョゼップ・グアルディオラを新監督に招聘した。
この転機を迎えた夏の移籍市場で、クラブは大型補強を敢行する。ジョン・ストーンズやイルカイ・ギュンドアンら、後のタイトル獲得に大きく貢献した選手の獲得に成功した。
その一方で戦力になることができなかったのが、セルタ・デ・ビーゴから獲得した元スペイン代表FWノリートである。
28歳でA代表デビューを飾った“遅咲き“のアタッカーは、ラ・リーガで2013/14シーズンから3シーズン続けて2桁ゴールを記録。2016年夏に行われたユーロ(欧州選手権)では全4試合でスタメン出場していた。
ペップ・グアルディオラとは、ノリートがバルセロナのカンテラ(下部組織)に所属していた当時からの関係であり、実際に彼が指揮していたトップチームで5試合に出場した経験があった。
こうした過去の経緯を踏まえると、マンチェスター・シティで中軸を担うことが期待されていたと言っても良いだろう。
ところが、結果は半年で構想外となるほどの大失敗に。プレミアリーグでは9試合の先発に留まり、シーズン後半戦にスタメン出場したのは公式戦1試合だけだった。
失意のシーズンを過ごしたノリートは、2017年夏にセビージャへと完全移籍。獲得時の半額以下となる700万ユーロ(約11.2億円)で放出された。