3位:エリアカン・マンガラ(元フランス代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1991年2月13日
移籍金:4500万ユーロ(約72億円)
在籍期間:2014年夏~2019年夏
クラブ通算成績:79試合0得点3アシスト
フランス期待の有望株として知られていたエリアカン・マンガラは、マンチェスター・シティで5年契約を全うした。
しかし、その大半の期間が“構想外”と、期待に応えることができたとは言い難い。
FCポルトで2度のリーグ優勝に貢献していたレフティーのCBは、2014年に行われたブラジルワールドカップ(W杯)のフランス代表メンバーにも名を連ねていた。
当時23歳と将来性も含めて評価が高く、W杯後にマンチェスター・シティが争奪戦を制して獲得に成功した。
移籍金は当時のプレミアリーグではDF史上2番目となる4500万ユーロ(約72億円)。ヴァンサン・コンパニは怪我の影響でフル稼働が期待できず、マルティン・デミチェリスも30代中盤と、当時のマンチェスター・シティはCBが課題のポジションだったこともあり、即戦力としての活躍が期待されていた。
圧倒的な活躍を披露したとは言い難いが、マヌエル・ペジェグリーニ体制では、ミスがありながらもレギュラーとしてプレーしていた。
しかし、2016年夏にジョゼップ・グアルディオラが新監督に就任すると、ビルドアップでの貢献が期待できないことから序列が大幅ダウン。移籍市場最終盤にバレンシアへローン移籍で放出となった。
クラブ史上最高額で獲得したDFがたった2年で構想外となると、度重なる怪我の影響でローン移籍先でも適応に苦戦。
高額な給与も障壁となって買い手がつかず、最終的には5年契約を全うして2019年夏に契約満了でチームを離れた。